プリザーブドフラワーの作り方〈アレンジ編〉スパイラルテクニックを用いたラウンドミニ花束の作り方
投稿日:2023年2月4日 by admin-azurosa
こんにちは!Azurosaの吾妻正美です。
まるで生花のようなみずみずしさや柔らかさを持つ『プリザーブドフラワー』
生花に比べ長く楽しむことができ、様々なシーンで使うことができるため、プリザーブドフラワーを使ったアレンジは人気のアイテムです。
実際、「プリザーブドフラワーを使って、手作りのアレンジを作りたい」と考えている方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では「スパイラルテクニックを用いた基本のラウンドミニ花束の作り方」について解説していきます。
初心者の方でも楽しく、簡単に作れるレシピとなってますので、一緒に作ってみてください♪
プリザーブドフラワーの作り方〈アレンジ編〉スパイラルテクニックを用いたラウンドミニ花束の作り方
ここではスパイラルテクニックを用いた基本のラウンドミニ花束の作り方を、前処理から組み方・まとめ方まで解説します。
【花材】
- バラ:6本
- アジサイ:6本
- イモーテル:3本
- カスミソウ:2本
- ストーベ:5本
- ミモザ:5本
- ペッパーベリー:2本
- アイピー:6本
【前処理】
プリザーブドフラワーのほとんどが花首だけなので、ワイヤリングとテーピングを施しておきます。
〈基本のワイヤリング〉
ワイヤリングは花のサイズや重さ、アレンジに合わせてワイヤリングの仕方も変わります。
- ピアスメソード:ガクの下に1本のワイヤーを通します
- クロスメソード:メインの花に2本のワイヤーを通します
- ルーピングメソード:重い花やブーケなど、補強するときに使います。花の中心にワイヤーの先端を丸め挿します
- イスティングメソード:アジサイや小花など、束ねる時にワイヤーをU字にし、茎にそわせます
- ヘアピンメソード:葉に動きを付ける時に葉脈をすくい下に巻き下ろします
〈基本のテーピング〉
- ワイヤリングした花材の茎に、フローラルテープを巻いてより本物らしく自然に見せるテクニックです。
- 他にもワイヤーと花をしっかりと固定したり、花同士を束ねたりなど 何かと使うので、必ず身につけたいテクニックです。
【組み方】
今回は基本のスパイラルテクニックを使い、ラウンドの形に組みます。
スパイラルとは螺旋という意味で、茎を螺旋状に組んで花束にします。
花の額の下6~7cmのところを支点とし、1本目をまっすぐに持ち、2本目を花左、足を右に支点の上にのせます。
1本目のバラの周りを花を左、足を右にしながら、5本のバラで1周囲みます。
次にカスミソウをバラとバラの間に間隔をあけて、バラより少し上に出すように足していきます。
次にイモーテルも同様、バラとバラの間に間隔をあけて足していきます。
次にアジサイをバラとバラの間に花を左、足を右にして足していきます。
1周アジサイを入れたところで、形を整えていきます。真ん中のバラを頂点としてドーム型に花を配置していきます。
次にストーベを花を左、足を右にして1周足していきます。
続いてアジサイを再度加えて、ボリュームを足していきます。
次にミモザも同様、花を左、足を右にして螺旋状に1周足していきます。
グリーン類は少し高さを出してあげるとナチュラルな雰囲気に仕上がります。
次にペッパーベリーも実を左、足を右にして螺旋状に1周足していきます。
高さの調節と配置を考えながら、形を整えていきます。
最後にアイビーも同様に葉っぱを左、足を右にして螺旋状に1周足して、形がドーム型になるよう整えます。
【まとめ方】
すべての花を束ねおいたら、茎の中心部支点を24番地巻ワイヤーで巻いてねじります。
ワイヤーをねじる際はラジオペンチでずらしながら巻きます。巻き終わりはラジオペンチで茎の中に入れます。
茎の下を揃えワイヤー切鋏でカットします。
これでミニ花束のできあがりです。花瓶にさして部屋に飾っても素敵ですし、リボンを巻いてギフトとしてさしあげても大変喜ばれます。
おわりに
今回はスパイラルという手法でお花屋さんの花束はだいたいがこのスパイラルテクニックを使い作られています。
スパイラルは螺旋という意味なので、後ほど高さを調節したり、お花を入れ替えたりすることが可能です。
プリザーブドフラワーのアレンジするには初心者では難しいと考え、敬遠してしまっている方も多いかと思いますが、そんなことはありません。
プリザーブドフラワーの材料が揃わなかった場合でも、このフラワーアレンジの基本さえマスターすれば
100均の造花や生花でも代用可能ですので、まずは楽しみながらトライしてみてください。
また、下記の記事ではプリザーブドフラワーの作り方〈基本編〉に関するトピックを掲載していますので、こちらも参考にしてください。