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プリザーブドフラワーの作り方〈基本編〉基礎から花材購入方法、初心者でも簡単に楽しく作れるアレンジのテクニックまで

こんにちは!Azurosaの吾妻正美です。

生活スタイルが変わり、おうちで過ごす時間が増えた今、花に触れることで癒され、花があるだけで家が明るくなるという事に気が付いた人も多いのではないでしょうか?
今大人気の枯れないお花『プリザーブドフラワー』なら生花が持つみずみずしさや柔らかさを損なわずに長く楽しむことができ、、様々なシーンで使うことができる人気のアイテムです。

「プリザーブドフラワーに興味はあるけど、何をしていいか分からない」
「プリザーブドフラワーを使って、手作りのアレンジを作りたい」
「自分でプリザーブドフラワーをプレゼント用にアレンジしたい」

そんな方に向けて、プリザーブドフラワーの基本の「き」から花材購入方法やアレンジのテクニックなど家庭でも簡単に楽しく作れるプリザーブドフラワーの作り方について紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

プリザーブドフラワーの作り方〈基本編〉プリザーブドフラワーとは

 プリザーブドフラワーとは?生花とどう違うの?

英語ではpreserved flowerと書き、日本語に直訳すると長持ちさせた花という意味です。
そのままでは枯れてしまう生花に特殊加工を施し、生花が持つみずみずしさや柔らかさを損なわずに長く楽しめる「魔法の花」と言われています。

簡単に作り方を説明すると次の通りです。
まず花の持つ樹液を抜き、水、色素、グリセリンなどで作ったプリザーブド溶液を生花の組織を壊さずに吸わせます。
植物に新しい色素をつけるので、自然界では存在しない花色まで作れてしまいます。青花だってプリザーブドフラワーなら簡単です。

プリザーブドフラワーはどれくらい長持ち?本当に永遠に持つの?

さすがに永遠とはいかないのが現実です。湿気の少ないヨーロッパなどでは3年以上保存することも可能ですが、高温多湿で気候の変化の激しい日本では6ヶ月を目安にした方が良いでしょう。
保存方法が上がれば2年以上楽しむこともできます。赤い色のお花は3年から5年持っているお花もあります。

プリザーブドフラワーの保存方法

プリザーブドフラワーがダメージを受けやすいのは、高温多湿ですので直射日光と湿度をさけ、飾ると長持ちします。

プリザーブドフラワーについては以下の記事でより詳しく紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。

プリザーブドフラワーの作り方〈基本編〉プリザーブドフラワーの基礎知識からお手入れ・保存方法まで

プリザーブドフラワーの作り方〈基本編〉プリザーブドフラワーはどんな風にどこで売られているの?

プリザーブドフラワーはどんな風に?価格は?

ほとんどの花は花首から上の花の部分が着色され、それが箱詰めにされて売られています。生花の場合、花と茎の色は違いますよね。ところが同時にプリザーブド加工すると花が赤色なら茎も赤色になってしまうからです。
一輪あたりに直すと300円から2000円代と生花に比べ少々高価です。

プリザーブドフラワーの花材購入方法

プリザーブドフラワーの花材はプリザーブドフラワー専門店、資材店、プリザーブドを扱う花店などで購入することができます。
また、近所にそういうお店がない場合は、ここに記載してあるインターネット通販サイトで購入することが可能です。
・東京堂マイフラ
・横浜ディスプレイミュージアム
・花の資材屋イーアンナサッカ
その他Amazon、楽天、手芸店で手に入るものもあります。

プリザーブドフラワーの作り方〈基本編〉プリザーブドフラワーアレンジに必要な道具

プリザーブドフラワーアレンジに必要な道具をまとめましたので、参考にしてみてください。

  • グルー・グルーガン:樹脂でできた半透明のスティック状の接着剤がグルー、このグルーをセットし熱で溶かして押し出して使うのがグルーガンです。グルーは木工用接着剤よりも早くしっかり接着できます。
  • はさみ:花びらや茎をカットするときに使います.
  • ワイヤー切鋏:ワイヤーやワイヤリングされた茎を切るときに使うワイヤー専用のはさみです。
  • フローラルテープ:薄い紙テープの両面に蝋状の粘着剤がついたものです。表裏はなく引っ張ると粘着性が増し、巻きやすくなります。花材の色によって色を使い分けます。
  • ラジオペンチ:細かい作業をするとき、ワイヤーを曲げたりねじるときに使います。
  • 木工用ボンド:主に花材をオアシスに接着するとき、アイスランドモスをオアシスに貼る際に使います。
  • 裸ワイヤー:花材にワイヤリングするとき、主に使うワイヤーです。鉄に亜鉛メッキを施したワイヤーで18番から28番の6サイズをよく使います。数字が大きくなるほどワイヤーの太さは細くなります。
  • 地巻ワイヤー:テープが施されたワイヤーでグリーンや小花など目立たせたくないときに使います。花を束ねたりするのにも使用。裸ワイヤーと同様に番号で太さを表しています。
  • オアシス:ワイヤリングしたプリザーブドフラワーをさすためのスポンジをオアシスといいます。ワイヤーがきちんと固定できるオアシスを選択します。オアシスも固さが違うタイプのオアシスもあります

道具の使い方やテクニックの説明については以下の記事でより詳しく解説していますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

プリザーブドフラワーの作り方〈基本編〉プリザーブドフラワーアレンジに必要な道具とグルーガンの使い方

プリザーブドフラワーの作り方〈基本編〉上手なワイヤリング&テーピングの極意

プリザーブドフラワーアレンジの基本中の基本は上手なワイヤリングとテーピングです。プリザーブドフラワーのほとんどが花首だけなので、このテクニックはかかせません。

基本のワイヤリング

ワイヤリングは花のサイズや重さ、アレンジに合わせてワイヤリングの仕方も変わります。

  • ピアスメソード:ガクの下に1本のワイヤーを通します
  • クロスメソード:メインの花に2本のワイヤーを通します
  • ルーピングメソード:重い花やブーケなど、補強するときに使います。花の中心にワイヤーの先端を丸め挿します
  • ツイスティングメソード:アジサイや小花など、束ねる時にワイヤーをU字にし、茎にそわせます
  • ヘアピンメソード:葉に動きを付ける時に葉脈をすくい下に巻き下ろします

基本のテーピング

ワイヤリングした花材の茎に、フローラルテープを巻いてより本物らしく自然に見せるテクニックです。
他にもワイヤーと花をしっかりと固定したり、花同士を束ねたりなど 何かと使うので、必ず身につけたいテクニックです。

オアシスの扱い方、セットの仕方

ワイヤーリングした花や葉を挿す、土台となるオアシスは、カッターで簡単に切れる素材です。
器に合わせてカットし、セットし、オアシスの表面にアイスランドモスを貼り、オアシスを隠します

プリザーブドフラワーの作り方〈基本編〉プリザーブドフラワーアレンジのテクニック

ミニ花束の作り方

ここではスパイラルテクニックを用いた基本のラウンドミニ花束の作り方を、前処理から組み方・まとめ方まで解説します。
初心者の方でも楽しく、簡単に作れるレシピとなってますので、一緒に作ってみてください♪

【花材】
・バラ:6本
・アジサイ:6本
・イモーテル:3本
・カスミソウ:2本
・ストーベ:6本
・アイピー:6本
・ミモザ:5本
ペッパーベリー:2本

【前処理】
花材それぞれにワイヤリングとテーピングを施しておきます。

【組み方】
今回は基本のスパイラルテクニックを使い、ラウンドの形に組みます。スパイラルとは螺旋という意味で、茎を螺旋状に組んで花束にします。
花の額の下6~7cmのところを支点とし、1本目をまっすぐに持ち、2本目を花左、足を右に支点の上にのせます。
1本目のバラの周りを5本のバラで囲み、次にカスミソウ、イモーテル、アジサイ、ストーベ、ミモザ、ペッパーベリー、アイビーの順に足していきます。

【まとめ方】
すべての花を束ねおえたら、茎の中心部支点を24番地巻ワイヤーで巻いてねじります。
ワイヤーをねじる際はラジオペンチでずらしながら巻きます。巻き終わりはラジオペンチで茎の中に入れます。
茎の下を揃えワイヤー切鋏でカットします。

スパイラルテクニックを用いた基本のラウンドミニ花束の作り方については以下の記事でより詳しく紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。

プリザーブドフラワーの作り方〈アレンジ編〉スパイラルテクニックを用いたラウンドミニ花束の作り方

おわりに

プリザーブドフラワーのアレンジするには初心者では難しいと考え、敬遠してしまっている方も多いかと思いますが、そんなことはありません。
プリザーブドフラワーの材料が揃わなかった場合でも、このフラワーアレンジの基本さえマスターすれば、100均の造花や生花でも代用可能ですので、まずは楽しみながらトライしてみてください。

 

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