プリザーブドフラワーの作り方〈基本編〉プリザーブドフラワーの基礎知識からお手入れ・保存方法まで
投稿日:2024年5月27日 by admin-azurosa
こんにちは!Azurosaの吾妻正美です。
まるで生花のようなみずみずしさや柔らかさを持つ『プリザーブドフラワー』
生花に比べ長く楽しむことができ、様々なシーンで使うことができるため、プリザーブドフラワーを使ったアレンジは人気のアイテムです。
実際、『プリザーブドフラワー』というワードを聞いたことはあるけど、どのようなものか分らない方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、『プリザーブドフラワーとは?』というテーマで、プリザーブドフラワーについて詳しく紹介していきます。
プリザーブドフラワーの基礎知識からお手入れ方法や保存方法についてもわかりやすく紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
プリザーブドフラワーの作り方〈基本編〉プリザーブドフラワーとは
プリザーブドフラワーとは?生花とどう違うの?
英語ではpreserved flowerと書き、日本語に直訳すると長持ちさせた花という意味です。
そのままでは枯れてしまう生花に特殊加工を施し、生花が持つみずみずしさや柔らかさを損なわずに長く楽しめる「魔法の花」と言われています。
簡単に作り方を説明すると次の通りです。
まず花の持つ樹液を抜き、水、色素、グリセリンなどで作ったプリザーブド溶液を生花の組織を壊さずに吸わせます。
植物に新しい色素をつけるので、自然界では存在しない花色まで作れてしまいます。青花だってプリザーブドフラワーなら簡単です。
プリザーブドフラワーは、いつ、誰が作り始めたの?
プリザーブドフラワーの発祥は1980年代のイタリアともアメリカとも言われますが、当時はアイビーやユーカリなどのグリーン類とスターチスやエリカなどの小花類だけしかなかったそうです。
その後、1991年にバリで切り花で圧倒的人気を誇るバラのプリザーブドフラワーがフランスのベルモント社によって長寿命の切り花として発表されました。
この長い間咲き続ける魔法の花にパリやロンドンのトップフラワーアーティストたちは魅了され、瞬く間にヨーロッパ各地やアメリカへ広がったそうです。
そして日本へは1996年頃から輸入されはじめました。
プリザーブドフラワーはどれくらい長持ち?本当に永遠に持つの?
さすがに永遠とはいかないのが現実です。湿気の少ないヨーロッパなどでは3年以上保存することも可能ですが、高温多湿で気候の変化の激しい日本では6ヶ月を目安にした方が良いでしょう。
保存方法が上がれば2年以上楽しむこともできます。赤い色のお花は3年から5年持っているお花もあります。
プリザーブドフラワーのお手入れ方法
プリザーブドフラワーは生花を加工したものなので、水やりは不要です。
水をかけてしまうと、プリザーブドフラワーから加工の際に使用した着色料がしみ出て、壁や家具などを染めてしまうこともあるので注意しましょう。
プリザーブドフラワーは水やりの必要がなく、長い期間保存できるので、ほこりが溜まりやすくなります。
その際は花びらがちぎれたりしないように、柔らかいブラシ等を使って、定期的にほこりを払うようにしましょう。
プリザーブドフラワーの保存方法
プリザーブドフラワーの染料は湿度に弱い性質を持つため、高温多湿な場所で保存するとダメージを受けやすいです。
また、直射日光に当たると、花びらが色あせたり、乾燥してひび割れたりなど、トラブルの原因になります。
プリザーブドフラワーを飾る際は、直射日光と湿度に気をつけることで、より長い期間楽しむことができますよ。
プリザーブドフラワーは人体に害はないの?
プリザーブドフラワーで使う加工液や着色剤などの薬剤はメーカーすべて同じものとは限りませんが、各メーカーとも着色料をオーガニックにしたり、沈滞や環境に影響の少ない材料と加工方法を工夫しようと努力しています。
まとめ
プリザーブドフラワーについて、詳しく紹介してきました。
プリザーブドフラワーはお手入れも簡単で、生花に比べ長く楽しむことができるので、今注目のアイテムです。
今回紹介してきた内容を参考に、次はプリザーブドフラワーを使って、手作りのアレンジを作ってみるのはいかがでしょうか?
また、下記の記事ではプリザーブドフラワーの作り方〈基本編〉に関するトピックを掲載していますので、こちらも参考にしてください。